Take Three Blog

書きたいことを書きます。

勉強する理由がわからない子どもたちへ

『円周率なんて知らなくても生きていけるし』

『漁業のことなんて自分の将来に関係ないし』

『流れる水の働きなんて知る意味あるのかな』

 

なんて言葉を先生だった時代はよく耳にしました。

自分も小さい頃にそう思っていました。

 

そして、全ての人がみんな当てはまるとは思いませんが、

現状、今の私はそれらの知識を使っていません。

ですから、『勉強する理由がわからない』と

疑問に思うのはごもっともです。

 

じゃあなんで学校の授業でこんなことを勉強することがあるのか。

 

その答えは『勉強する理由がわからない』と思う人ほど

もうすでに『勉強する理由』に近づいています。

 

その答え合わせをこれから始めていきたいと思います。

その前に、自分の考え、予想は考えられましたか?

準備はいいですか?では始めましょう。

 

まず初めに、最初に書いてあったとある子どもの意見、

『漁業のことなんて自分の将来に関係ないし』

を例にして進めていきたいと思います。

 

実はこの意見、彼が漁業に携わる人にならない限りは

その通りなんです。むしろ、そう思ってくれたほうが、

今から伝えることがイメージしやすいです。

 

じゃあなんで漁業のことを勉強するのか、ということですが

実はここに、大きな間違いがあるのです。

 

漁業について学んでいるのではなく、

漁業を題材に、

資料を読んだり、知っていることから予想したり、

教科書や本、インターネットで調べたことから漁業の本質に近づくことが

一番大事なことなのです。

 

つまり、みなさんが学校でしている『勉強』の多くは、

『考える力ための訓練』だと思っていいです。

 

さて、では『考える力』は何のために必要なのか、

その答えについては次の記事にするとして、

それまでの宿題にしたいと思います。

 

この記事について、それは違うとかそうかもとか色々な意見があると

思いますが、それでいいと思います。

ただこんなことをいう人はあんまりいないんじゃないかなと

そう思っています。

『考える力なんて将来役に立たないし』

もしそんな声が聞こえたら周りの立派な大人の方々に

諭してもらえることを願います。